Notes (藤井快哉・ピアニスト)

大阪音楽大学でピアノを教えながら、演奏活動をしています。

ショパンのこと

ショパンは好きな作曲家の一人だけど、あるきっかけを境にあまり人前で弾かなくなってしまった。(エチュードをコンクール等で弾くのは別として)
と言っても、くだらない理由なのだけど。


まだ音大に通っていたころ、あるピアニストの公開レッスンを受けた。
その時期はちょうどショパンの「幻想曲」を練習中だったので、それを持っていくことに。
でも、はっきり言って弾けてなかった。
必死で練習中だったから、まぁ、レッスンで1から教えてもらえたら嬉しいな♪と思って持っていたのだ。
だから、まな板の上の鯉の気分。


そして受けたレッスンでの一言。そのピアニスト大先生は「あなたは、パデレフスキ版なんて使っているからこんなつまらない演奏になるのよ!これは間違ったショパン!」。しかも、僕の楽譜の表紙の「PADEREWSKI」の文字を鉛筆でグシャグシャと塗りつぶし始めた・・・。(今でもそのままにしている)
なおもその方がおっしゃるには、「コルトー版かミクリ版を使いなさい。それが正しいショパンなのよ〜!」と。
レッスンはそれでおしまい。


以来ショパンはあまり弾かなくなりました。タマ〜に弾くけどね。
1月5日に弾くショパンソナタ3番は、第一楽章以外人前で弾いたことがありません。
ちょっと挑戦です。楽譜はHenle版を使います。
大学院生時代に佐藤允彦先生が「ヘンレ版で勉強しなさい」とおっしゃったから。(当時はナショナル・エディションが手に入らなかった)
先生の講義は大好きだったな〜。ショパンについて熱く語ってくれたから。


さて、練習に戻ろう。

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