Notes (藤井快哉・ピアニスト)

大阪音楽大学でピアノを教えながら、演奏活動をしています。

調べ物も大切

計7ページに及ぶ力作プログラム

あと数日でソロの演奏会だから、日記なんて書いているヒマはないだろう!とお叱りが来そうですが。
気分転換です。


一昨日に会場で練習させていただいて、その折にプログラムノートの原稿を読ませていただきました。
そうしていると書かれてあった文章が面白くて、またいろいろ調べモノをしたくなってネットサーフィン(って死語なのかな?)していました。
シューマンの哲学的・文学的な考え方はよく知られたことだけれども、リストの宗教的・思想的な考え方は僕自身が理解しきれていない気がするのです。


白石知雄さんという音楽学者さんのサイトの日記を読んでいたらリストとサン=シモン主義についての記述がありました。
少し、僕の中にあったリストに対する矛盾が解けた気がします。
「法服の悪魔」と揶揄されて地味な晩年を送った博愛主義者が、きらびやかに飾り立てられた伝記の中では「俺が一番だ!」なんて気取っているヴィルトゥオーゾとして描かれている彼の姿は、何だかとても矛盾してる!
そんな人間を受け入れてくれる思想なんて存在するの?と思うのですが。
でも、リストが信じたサン=シモン主義とは何ぞや、を知ると、「へー?ほー!」と納得。


クラシック音楽が好きな人は、過去の偉大な音楽家を理想的に偶像化する傾向があるのではないかな。僕もそうだし。
でも、一歩退いて冷静に時代や環境から彼らの本当の姿を知ることも、大切だと思います。

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